インドの支援プロジェクト

■支援先地図■



■支援先施設■

-グジャラート州内4施設
-マハラシュトラ州1施設
*いずれも識字教育や学校・寮を運営する施設を支援しています

 
■教育理念■

「めぐこ」が支援する施設ではその教育目標として「自己尊厳を育てる教育」を行っています。 アンタッチャブル(不可触民)やアーディワーシー(先住民)の人々は長い歴史の中で、周囲から、"お前たちは生まれながらにして誰よりも低い身分だ。だから何の権利もなくて当然だ"と扱われてきました。いつの間にか、その考え方は、彼らの中で潜在意識となり、自らの存在意義は小さいとみなし、自己を見下すようになってしまいました。彼らの住む村に他の身分の人が訪れることはなく、小さな子どもが部族以外の人から抱き上げられて頭を撫でられることもありません。政府から派遣された教師も全力を尽くして教えることはなく、上位カーストの人々は正当な条件で取引をすることもなければ、同じ部屋に居ることさえも忌み嫌います。
それはなぜでしょうか?日本人である私たちにはあまり想像できませんが、インド社会では答えは簡単です。なぜなら、彼らがアンタッチャブル(不可触民)であり、アーディワーシ−だからです。「めぐこ」が支援している団体の神父やシスターは、アーディワーシーの人々と共に生きる中で、彼らに必要なものは"自己の置かれている状況に気づくこと、自らに自信をもつこと、そして自己尊厳を取り戻すことである"という結論に達しました。教育は彼らが再び"自己尊厳"を持つことを可能にしています。

 

■「めぐこ」が支援する団体の教育の特徴■

T. かけがえの無い存在

学校の神父やシスター、そして部族出身の教師は、アンタッチャブルやアーディワーシ−の人々に対して自分はかけがえのない存在であることを、日常生活を通して伝えています。それは、母親が幼子に対して接するのと同じです。いつも誰かが自分のことを認め、気遣い、尊重してくれているという安心感によって、長い間社会から虐げられてきた人々は、初めて自己の存在を肯定的に受け入れることができるのです。


U. 学校を卒業する

学校を卒業することによって得られるものは、大きな自信です。「めぐこ」が支援している団体が運営している学校は、地域でも優秀な成績をおさめている生徒が多いです。それは、寝食を共にして子どもに勉強や礼儀作法を教える神父やシスター、そして熱心な部族出身の教師たちや、朝から夜遅くまで勉強を続ける子どもたちの熱意、それらすべてが一つの結果として現れたものです。懸命に勉強した日々や地域で一番の学校を卒業したという事実が、子どもたちの大きな自信になっています。


V. 文化を学ぶ

学校のカリキュラムの中に、彼らの祖先のことや歌やダンスについて学ぶ授業があります。この時間によって彼らは、自分の生い立ちは決して卑しいものではないことを知ることができ、この世に生を受けて生まれてきたことに誇りを持つことができます。

訪問中、子どもたちはたくさんのダンスや歌で歓迎してくれたました。本来、その歓迎に対してお礼を言うのはこちら側であるのに、逆に現地の方々に感謝されてしまいました。ある神父は"今回のあなた方の訪問によって、子どもたちは皆さんの前で日ごろの成果を発表する機会に恵まれた。親以外の人がこの学校を訪れることはほとんどないので、子どもたちにとって今日のこの日はとても特別な日です。皆さんの前で歌やダンスを披露することは彼らの大きな自信につながるのです。"と。そしてまた他の神父は、"彼ら自身、自己尊厳を持つことによって他人に対する敬意につながる"と言っていました。

 

 

 

■ 地域に対する教育 ■

また、支援先団体では地域全体に対する教育も積極的に行っています。村民を集めての教育や女性に対する教育は、彼ら自身が置かれている状況に気づくことを始めとし、人々の自発的な向上心を促します。ここでも、大切なのは民族としてのアイデンティティと自己尊厳の回復です。"生まれながらにして低く卑しい存在だから、痩せた土地で貧しさと共に暮らすのが当然である"と考えてしまう彼らに、"人はそれぞれ望まれてこの世に誕生し、そして現在の状況は変えることができる"ということを伝えていきます。 自分を認めること、自信を持つこと、それによって生まれる向上心は計り知れないのです。

 


 

 
 

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