■地震の状況

2001年1月26日現地時間の午前8時46分(日本時間午前0時16分)、インド西部グジャラート州でマグニチュード7.9の大地震が発生しました。このグジャラート州は、地震以前から3年連続で水不足が問題となっており、この地震は農作物に影響を与え、被災者たちは飲み水にも欠くという状態に陥りました。
 その日はインドの憲法を祝う「共和国記念日」だったため、祝日の行進に参加した多くの生徒や教師たちが建物の下敷きになり、たくさんの命が奪われました。教育面では、9,500の学校、800の幼児発達センターが倒壊するなど、保健や教育等の社会サービスが麻痺し、15才未満の子ども約500万人がその影響を受けました。

2001年8月撮影
地震から6ヶ月経っても復興は停滞しており、現地視察中行き場を失った幼い子どもたちを幾人も見かけた。

 

 
 


■教育への支援

この地震で、被災地には国内外政府から、多くの支援物資や募金が集まりました。しかし、それらの援助は被災者の救出や生存者の衣食住確保といった緊急援助を目的とするもであり、単発的な物資の提供にとどまり、ある程度復興が進めば撤退してしまう団体が多いことも事実であります。
 「めぐこ」は、「めぐこ」の理念に従い被災地への「教育」に焦点をあてた支援を行うことを決定し、2005年まで被災地の子どもたちが通う施設に支援を行いました。これはともすれば見忘れられがちな被災者、とりわけ弱い立場にある子どもの「心のケア」を目指し、長期的視野に立ったものであります。

 

 

 
  ■女性の自立支援
−女性の仕事
カースト差別によって物資が平等に行き届かず、復興が停滞する農村の被災地の女性たちからは、意外にも「支援物資よりも、仕事がほしい」という声が次々とあがりました。
 
−伝統工芸が商品に
インド西部グジャラート州のカッチ地方には、代々女性たちに受け継がれてきた伝統的な刺繍技術があります。小さな鏡を縫いこんだ「ミラー刺繍」をはじめとする独自の美しいこの刺繍技術は、それまで彼らの家庭の中だけで用いられていました。この家庭内の伝統刺繍技術を手工芸商品に活かすことで女性たちに継続的な収入源を保証し、彼らの自立を支えていこうというプロジェクトが始まりました。

−「めぐこ」と女性の自立
「めぐこ」はこの地震に対して、子どもたちに焦点を当てた教育復興支援を現地のNGOであるBSCと協力して行っています。今回BSCの提案により教育支援プロジェクトに加え、被災地の人々の自立を支援するカッチクラフトエイドが実現に至りました。カッチクラフトの売り上げはBSCを通して生産者の女性たちの元へ還元され、彼らの自立のために役立てられます。


 
 

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